家庭と仕事の両立は、働く女性にとって命題となることでしょう。
仕事をすることで自分らしさを保ち、メリハリがある生活ができると考える人が多くみられます。
しかし、妊娠や出産、介護などで仕事を休まざるを得ない日が増えると、仕事を続けていいものか迷う女性も増え、仕事か家庭かの選択で揺れることもあるようです。
このご時世では、夫婦共働きで生活を安定化させる家庭が多く、子供や家庭のために仕事を休むことや辞めることは得策ではありません。
いくつかの休業制度を利用して家庭と仕事とのバランスをとっていきましょう。
ポピュラーなのが、育児休業です。
育児休業は、産前産後休業明けから1歳の誕生日を迎えるまで取得可能です。保活(保育園入所活動)で預け先が見つからない、待機児童になったというケースでは最長2歳の誕生日を迎えるまで取得が可能です。
育児休業を利用した場合、休業開始後6か月間は月額賃金の67%、それ以降は月額賃金の50%まで育児休業給付を受け取ることができます。わずかでも収入を保つことができるのはうれしいところです。
また、子供が3歳を迎えるまでは短時間勤務制度を利用して、フルタイムの勤務時間を原則6時間に短縮した働き方が可能となります。このほか、病気の子供を看病する際に「この看護休暇制度」を利用可能です。
こちらは、小学校就学前の子供を看病する際に年次休暇とは別に労働者1人につき5日の休暇が取得できる制度です。
いずれの制度も条件が存在するので、勤務先の人事担当者と相談の上効率よく取得しましょう。